2012年10月

伝わる想い

 

今年も残り3か月を切り、学生の皆さんは就活で忙しい時期ですね。今は就活は学生だけでなくさまざまな人達の大きな関心事になっています。

外国企業への就職を希望する場合、エントリーシートの記入・提出や採用面接が英語で行われることもありますよね (英語が社内公用語の日本企業もありますが)。

最近もスピーチ原稿を英訳して欲しいという依頼がありました。外国企業に就職したいというくらいですから英語がある程度使えるはずですが、やはり第三者に作成してもらいたいという気持ちになるのはよくわかります。

アメリカのネイティブとタグを組んで作業しましたが、クライアント、つまり面接を受ける応募者になったつもりで、原稿に込められたその人の想いを汲み取って訳していきました。

ネイティブにはなかなか伝わらない日本語のニュアンスは私や日本人スタッフが説明し、面接官に好印象を持ってもらえるインパクトのある英文に仕上げていきます。

また、MBAの受験申請に必要な履歴書などの英訳を依頼されたこともあります。

仕事をしながらこうした書類を作るのは大変だと思いますが、これらの書類に込められた強い想いが伝わるよう、こうした文書特有のスタイルにそってインパクトのある文書に仕上げていきます。

翻訳というと、たんに単語の置き換えや並べ替えに過ぎず、Google翻訳で十分だという人もいます。それは、他人ごとだからこそ言えることなのではないかと思うのです。

つまり、依頼者の思いをいかにして汲み取って、別の言語で表現するか。それが翻訳の基本なのだと思うのですが、これをお読みになっているあなたはどう思いますか?

 

自分の名前でネット検索すると...

ご無沙汰している人にメールを出そうとして、「今どうしているのかな」という軽い気持ちでその人の名前でネット検索してみた。

思わぬ情報が出てきてびっくり。検索結果そのものは玉石混交なので内容を取捨選択する必要があるが、互いの間に横たわるタイムラグを埋めるための参考になった。

さり気なく気配りして「あなたに関心を持っていますよ」というメッセージを込めるとともに、「おめでとう」や「大変だったですね」など相手を褒めたりねぎらったりすることもできる。

抽出されたブログやソーシャルメディアの投稿などを見ると、時として自分が抱いていたイメージと違う相手がそこに居たり、今まで聞いたことのないその人の声が伝わってきたりする。

あなたも自分の名前でネット検索してみたらどうだろうか。思ってもいなかった意外な自分のイメージを知ることになるかもしれない。

もしあなたに多感な年頃の子供がいるのなら、ときおり子供の名前でネット検索してみてはいかがだろうか。

もしかしたら子供の叫びが聞こえたり、つらい思いをしている状況がわかるかもしれない。親として暖かく見守ってあげるとともに、安心の後ろ盾になってあげるきっかけになるかもしれない。

いつもググっているのだから、こんなちょっとしたことは簡単にできるはず。
コミュニケーションの大切さが声高に叫ばれているが、「無関心」は知らず知らずのうちに相手の心を傷つけているかもしれませんね。

「ねえねえ、聞いてよ~」というサインがあったら、忙しくてもちょっとだけ手を止めて笑顔を返してあげましょう。きっと心が開いて温かい気持ちになりますよ。

もちろん、それはあなたです。

自戒の念を込めて。

1
PAGE TOP